美術品の処分方法8選|捨てずにお得に処分する方法も解説
特別な素材を使用していることもある美術品や骨董品は、廃品処分が難しい場合もあります。さらに貴重な品物や人の心を惹きつける品物は、高価な値段がつく場合も多いです。
当記事では、美術品の処分にはどのような方法があるのか紹介していきます。美術品や骨董品の処分でおすすめなのは、買取や譲渡、不用品回収業者の利用です。
美術品や骨董品などの適切な処分方法を確認していきましょう。
目次
美術品や骨董品の定義と種類
「美術品」や「骨董品」とはよく聞く言葉ですが、あらためて定義を尋ねられるとよくわからないという方も多いでしょう。具体的な品物を思い浮かべようとすると、「あれは美術品に含まれるのか」と悩んでしまうケースもあります。
実は一般のご家庭にも多く保管されている美術品や骨董品。まずは、美術品や骨董品の定義と種類を紹介していきます。
美術品・骨董品の定義とは?
「美術品」や「骨董品」と呼ばれる品物は文化的財産であることを示す言葉です。よくあるのは絵画や彫刻、置物の装飾品や、工芸品などで、美術品や骨董品には多様な種類があります。
美術品の中でも、製造してから100年以上が経過している品物を「骨董品」と呼びわけることがあります。「アンティーク」と同義です。
エコ助っ人スタッフ
美術品や骨董品の種類
- 絵画
- 壺などの置物
- 書道
まずは、美術品や骨董品の種類についてです。上の項目で挙げた種類のほかにも、彫刻や陶芸、織物などの布製品なども美術品にあたります。
絵画には日本の絵だけでなく西洋画も含まれ、書道と墨絵が一体となった書画という品物もあります。陶芸品には壺のほかにも、器や置物などが考えられるでしょう。
以上のように、美術品にはさまざまな種類とかたちがあります。
美術品を処分する前に売却や譲渡を検討しよう
美術品や骨董品を処分したいと思い立ったら、まずは売却や譲渡を検討してみるのがおすすめです。理由は2つあります。
1つは、買取の価格がつく場合も多いことです。美術品や骨董品には価値を認められるものが多くあります。
2つ目の理由は、破棄がしづらいという点にあります。貴重な品物が使用されていることもある美術品は、まず、売却や譲渡を検討してみてはいかがでしょうか。
美術品はただ捨てるだけなら費用がかかる
美術品はただ捨てるだけなのに費用がかかってしまう場合もあります。大きな品物も多い美術品は、粗大ごみ扱いとなってしまうことも多いためです。
粗大ごみの処分には基本的に、費用がかかります。粗大ごみシールを購入するなど指定の方法で支払いを行われないと回収してもらえません。
自治体以外に不用品回収業者に依頼をする方法もありますが、いずれの場合も美術品の処分に費用がかかってしまうことになります。
状態や種類によっては高く売却できる可能性がある
しかし、状態や種類によっては高く売却できる可能性があるのも美術品ならではのポイントです。職人の手仕事で作られているものも多い美術品や骨董品は、高価な値段で買取ができる場合もあります。
品物の希少さや状態の良さなどによって価格は変動するので、美術品の処分を検討している場合はまず買取業者に値段を尋ねてみることがおすすめです。査定や問い合わせの場合は、きちんと美術品の買取も可能な業者に依頼をするようにしましょう。
エコ助っ人スタッフ
美術品をごみとして捨てずに処分する方法
美術品や骨董品の処分には、買取や譲渡がおすすめです。では、実際に美術品を売却や譲渡などの方法で処分したいと考えた場合、具体的にどのような方法が可能なのでしょうか。
手順や使用するサービスが異なる5つの方法を紹介していきます。ぜひご自分に合った美術品処分の方法を検討してください。
- 美術品や骨董品の専門店に買取依頼する
- ネットオークションやフリマアプリに出品する
- 寄贈する
- 欲しい人に譲る
- 美術品のオークション専門会社を利用する
美術品や骨董品の専門店に買取依頼する
まずは、美術品や骨董品の専門店に買取依頼するという方法があります。美術品や骨董品について知識のある鑑定士に見てもらえるので、適切な価格で買取の依頼ができる点がメリットです。
なお、専門店に買取依頼する際は、相談をして、査定、買取という手順で進められるのが一般的です。価値を秘めている骨董品の場合は高価な買取を期待することもできます。
一方で、美術品や骨董品の買取経験のある適切な業者を選ぶには、少し時間がかかってしまうデメリットもあります。
ネットオークションやフリマアプリに出品する
ネットオークションやフリマアプリに出品するという方法があります。美術品や骨董品の処分を検討している方が値付けから連絡、販売まですべてを行う方法です。
人の手を借りずに処分を進めたい場合や、空いた時間にスマホやパソコンで手軽に作業をしたい方には、オークションやフリマアプリへの出品がおすすめです。しかし、購入希望者とのやりとりや、発送手配といった細々とした作業をすべて自分で行わなくてはいけないというデメリットもあります。
ネットや配送サービスをあまり利用しない方には難しい作業と感じることがあるでしょう。
寄贈する
寄贈することで美術品や骨董品を手放せます。美術品の寄贈とは、美術品や骨董品を求めている人へ無償でお渡しする方法です。
美術品や骨董品は、美術館や博物館と、コレクターなどが寄贈先として挙げられます。基本は無償の提供ですが、資産を持っている寄贈先の場合、代金を支払ってもらえるケースもあります。
ほかにも研究施設や、飾り物ならホテルやラウンジ、遊べるものなら児童館や保育園・幼稚園などに連絡を取ってみると話がまとまる可能性もあります。
欲しい人に譲る
欲しい人に譲ることもできます。美術品や骨董品は一点ものの場合も多く、欲しいと思っている人は意外と周りに多くいる可能性もあります。
友人知人や身近な人だけではなく、インターネットや仲介業者を活用することで遠くの人に美術品や骨董品を譲り渡すことも可能です。美術品が欲しい人を探すには、いろいろな方法があります。
続いて、美術品が欲しい人と美術品の処分がしたい人を繋いでくれるサービスや方法を紹介します。
美術品が欲しい人の探し方
近年ではインターネットやSNSを活用して、美術品が欲しい人へ美術品を処分したい人が品物を譲ることもできるようになってきています。ブログやSNSをチェックしてみてはいかがでしょうか。
関連するハッシュタグを活用することで、美術品が欲しい人のアカウントを見つけられます。もし直接やり取りをして、住所や口座を教え合うのに抵抗がある場合には、仲介業者に紹介してもらうという方法もあります。
美術品や骨董品を専門とする売買仲介業者もあり、サービスも業者ごとにさまざまなものを提供しているため、好みの方法を選ぶことが可能です。
美術品のオークション専門会社を利用する
美術品の処分方法には、美術品のオークション専門会社を利用するという手もあります。オークション専門会社に依頼することで、美術品の鑑定知識がある人に品物を確認してもらえるようになるため、適切な価格で美術品を取り扱ってもらえます。
買い手と直に交渉をする場面もないことがほとんどのため、依頼するだけで美術品の売却が可能です。しかしオークション専門会社に仲介手数料などを差し引かれる場合がありますので、依頼前にきちんと料金を確認しておくと良いでしょう。
美術品をごみとして処分する方法
もし美術品を売却や譲渡するよりも廃棄してしまった方が賢明だと判断した場合には、どのような方法で美術品の処分を行えるでしょうか。次からは美術品をごみとして処分する方法を3つ紹介していきます。
それぞれのメリットやデメリットにも触れてきますので、ぜひ参考にしてください。
- 自治体の一般ごみとして処分する
- 自治体の粗大ごみとして処分する
- 不用品回収業者に処分を依頼する
自治体の一般ごみとして処分する
まずは美術品を、自治体の一般ごみとして処分するという方法があります。ごみステーションに出せる状態にするため、分解や解体を行って、自治体に回収してもらいましょう。
自治体により、ごみの回収はさまざまです。神奈川県横浜市なら、中身のわかる透明の袋に入れて分別をしてごみに出します。
大阪府大阪市ではごみ分別アプリの指示に従って美術品を回収してもらいましょう。絵画や書画は原則として燃えるごみで問題ありません。
壺や置物など陶器製品の美術品の場合は、自治体区分に従って割れものとして処分します。
自治体の粗大ごみとして処分する
大きさがあり解体が困難な美術品は、粗大ごみとして自治体に回収してもらうこともできます。巨大なキャンバスを使用した絵画や、時計など家具と工芸が一体化したものは、粗大ごみに当たる大きさをしている場合もあり注意が必要です。
神奈川県横浜市では、粗大ごみは指定の集積場所に出すだけで回収をしてもらえます。一方で大阪府大阪市のように、粗大ごみの回収には事前予約が必要な場合もあります。
美術品を自治体の粗大ごみ戸別収集を利用し処分する
粗大ごみの戸別収集を行っている地域では、彫刻たんすのような大きなサイズの美術品を戸別収集に出すこともできます。兵庫県小野市など、多くの自治体では粗大ごみの有料戸別収集を実施しています。
家庭内で発生したごみに限り、ごみステーションには出せない大きなごみを回収してくれるシステムです。たんすのように大きく、持ち運びが困難な美術品でも、運搬距離を比較的短く済ませることが可能になるというメリットがあります。
美術品を自治体の指定処理施設に自己搬入し処分する
大阪府豊中市のように、美術品を自治体の指定処理施設に自己搬入し処分ができる自治体もあります。大きなキャンバスに描かれている絵画などを処分したい場合、処理施設を活用しましょう。
豊中市では事前予約を行ったうえで指定された日時に処理施設へ粗大ごみを持ち込むことで、処分を依頼できます。処理施設の利用には、粗大ごみの質量に応じて施設の利用料がかかります。
10キログラムごとに105円の費用はかかりますが、自治体が正しく廃棄してくれるため安心して利用できるサービスです。
不用品回収業者に処分を依頼する
ごみステーションに出すこともできず、自分で処理施設へ運搬するのも困難な場合には、不用品回収業者に処分を依頼する方法もあります。美術品や骨董品の処分を依頼ができる不用品回収業者は全国で複数営業しています。
たとえば、遺品整理などで大量の美術品や骨董品、ほかの不用品を処分する必要があるときなど、不用品回収業者を利用すると大変便利です。不用品回収業者は分別不要でまとめて回収から処分まで行なってくれるので、利用を検討してみてください、
美術品の処分にかかる費用相場はいくらぐらい?
美術品の処分で気になるのが、負担する費用がどれくらいの金額になるのかでしょう。美術品処分のさまざまな方法について費用相場をまとめた一覧表が以下の通りです。
美術品や骨董品の処分では、自分で支払う費用が発生する場合と、自分が受け取ることのできる利益が発生する場合とあります。処分方法によって料金はさまざまですので、ぜひ以下の表を参考に美術品を処分してはいかがでしょうか。
美術品や骨董品の専門店に買取依頼する | 無料 利益は5,000円程度〜最高数十万円に及ぶことも |
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ネットオークションやフリマアプリに出品する | 無料 利益は500円〜 |
寄贈する | 無料 利益を受け取れる場合もあり |
欲しい人に譲る | 無料 |
美術品のオークション専門会社を利用する | 10〜20%の手数料 |
自治体の一般ごみとして処分する | 無料 |
自治体の粗大ごみとして処分する | 500円〜1,000円前後 |
不用品回収業者を利用する | 5,000円〜 |
美術品を簡単に処分したいときは不用品回収業者の利用がおすすめ
美術品を簡単に処分したいときは、不用品回収業者の利用がおすすめです。不用品の処分や扱いに慣れている不用品回収業者なら素早く美術品を処分してもらえます。
連絡をしてから回収までの日数が長くかからない場合も多いのが不用品回収業者の特徴です。
美術品の処分は「ECO助っ人」へおまかせ!
美術品の不用品回収なら「ECO助っ人」がおすすめです。北海道から九州まで幅広いエリアを網羅しているECO助っ人では、日本全国の広い地域の美術品回収に対応しています。
回収は美術品1点から、一軒家を埋め尽くすほどの美術品まで、点数にも幅広く対応しています。ECO助っ人では美術品や骨董品の回収はもちろん、フォトアルバムやポートフォリオの回収も可能です。
美術品や骨董品の処分にお困りの方は、安く早く、幅広い点数に対応可能なECO助っ人をぜひご利用ください。
おすすめポイント | 美術品1点から回収可能 |
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料金 | パックプラン5,000円〜、1つずつの回収も可能 |
営業時間 | 24時間365日対応 |
買取制度 | あり |
電話番号 | 0120-241-080 |
公式サイト | https://pt-bank.jp/ |
【まとめ】美術品の状態によって処分方法を選ぼう
当記事では、美術品や骨董品の処分の方法について紹介しました。美術品には、さまざまな品物が該当します。
美術品を集めるのが好きな方は、コレクションの量が多くなりがちで、いざ処分しようと思うと大変になってしまう可能性があります。自分の処分したい美術品の価値や処分にかかる労力など、さまざまな視点から処分方法を決定してくださいね。