ファンヒーターの処分方法6選|処分の目安や燃料を使い切る方法も徹底解説!
使わなくなったファンヒーターはどう処分すれば良いのかと悩む方も多いでしょう。ファンヒーターを処分するには、処分する状況やファンヒーターそのものの状態によって処分方法が異なります。
本記事ではファンヒーターを処分する目安や処分方法を詳しく紹介しますので、ご自分に合う処分方法をお選びください。
目次
ファンヒーターの寿命や処分する目安
電化製品には寿命があり、ファンヒーターの場合どのくらい使えるものなのか気になるところです。買い替えのチャンスを見送り、長く使い続けると不具合が起こりやすく火災などになりかねません。
ファンヒーターを買い替えるタイミングや処分する目安などをまずは確認していきましょう。
頻繁にエラーコードが表示される
エラーコードが頻繁に表示されることは、ファンヒーターの故障の中でも一番多く見られます。エラーコードが表示される原因はさまざまですが、よく見かけるのが「フィルターの詰まり」によるものです。
フィルターの掃除をすることで正常に作動するようにはなりますが、しばらくして再度表示され何度も繰り返す場合はファンヒーターの故障と判断できます。使用年限が長い場合は修理をしても不具合となる可能性も高いので、買い替えた方が良いでしょう。
電源コードが断線してしまっている
ファンヒーターのスイッチが入らない場合、電源コードが断線していると疑ってみてください。目に見えてではなく、内部のコードが切れていることも考えられます。
ペットを部屋内で放し飼いにされている家庭では、コードをかじられた経験を持つ方もいるでしょう。また、断線部分からの火花を見かけたことのある方もいるかも知れません。
目視で断線している部分がある場合は火災につながるケースもあるので、そのまま使い続けることは大変危険です。早めに処分してください。
異音や異臭がつづく
ファンヒーターの電源を入れて異音や異臭がした場合は、不完全燃焼が起こっている可能性が高いです。火災を引き起こす恐れがあるので、異音や異臭がした時点でファンヒーターを使用しないでください。
自分で何とかしようと試みたい気持ちは分かりますが、異音や異臭は危険を伴うので自分で対処しようとせず専門業者に依頼をして修理するか処分するか、いずれかの手段を選択することをおすすめします。
メーカーの標準使用期間を過ぎたとき
大阪ガスの例を見ますと、ファンヒーターは安全に使用出来る「設計上の標準使用期間」は製造から10年とされていました。(石油ファンヒーターは8年)製造後8~10年を目処として、点検を受けるか買い替えを検討してくださいと呼びかけています。
修理に使用する部品はメーカー側で最低でも10年間確保している証なので、修理をしてでも使い続けたい場合はメーカーに問い合わせて見てください。ファンヒーターの状態にもよりますが、メーカー側としても8~10年を1つの区切りとしているため安全面も考えれば標準使用期間を過ぎた場合ファンヒーターの処分のタイミングと判断せざるをえません。
炎が強すぎる・燃え上がりすぎる
炎が強すぎることや燃え上がりすぎることはよく見られる現象で、ファンヒーターの芯に灯油が染み込んでいないことを示しています。給油直後に火の勢いが強いことは何の問題もありません。
燃え上がりすぎることが頻繁に起こる場合は、火災にもつながりかねないので修理というよりは処分や買い替えを検討することをおすすめします。
ファンヒーターの処分方法6選
本章ではファンヒーターの処分方法として、6つをピックアップしてご紹介します。各処分方法のメリットやデメリットも含めてお届けしますので、ご参考にしてください。
- 自治体の粗大ゴミとして処分する
- 家電量販店で引き取ってもらう
- 欲しい人に譲る
- リサイクルショップに持ち込む
- フリマアプリやオークションに出品する
- 不用品回収業者に依頼する
自治体の粗大ゴミとして処分する
ファンヒーターの処分方法は各自治体によって異なるので、ご自分の住んでいる地域の自治体HPや電話で問い合わせて確認をしてください。ファンヒーターは自治体の多くで粗大ゴミとして分類されていました。福岡市を例として処分方法をご紹介します。
自治体の粗大ゴミとして戸別収集を利用し処分する方法
福岡市では指定袋に入って口が結べる大きさであれば燃えないゴミとして処分、指定袋に入らない大きさのファンヒーターは粗大ゴミとして分類されます。福岡市での粗大ゴミの処分方法は戸別収集と持ち込み処分の2通りです。
先ず戸別収集を利用して処分する際の粗大ゴミの出し方を順を追ってご紹介します。
自治体が指定するゴミ処理施設に自分で直接持ち込む
福岡市でファンヒーターを持ち込む場合は事前の予約が必要です。「自己搬入ごみ事前受付センター」(092-433-8234)に電話かインターネットで申し込みます。
不燃ゴミでの持ち込み処理施設は東部資源化センター、西部資源化センター、東部(伏谷)埋立場、西部(伏谷)埋立場の4ヶ所で、事前の申し込みの際に持ち込み先を確認してください。料金は10㎏までごとに140円となっています。
家電量販店で引き取ってもらう
家電量販店でファンヒーターを引き取ってもらうことができます。小型家電リサイクル法により、使用済みの家電を有料で回収しているのです。
家電量販店での持ち込みの場合、新規に購入しなければならないのではと思われる方も多いはずです。ファンヒーターを新しく購入することなく、引き取ってもらうことが可能な店舗もあります。
メリットは費用が比較的安いことや手間がかからないことが挙げられますが、店舗によっては引き取りの条件が異なることやそもそもファンヒーターが対象外とする店舗もあることはデメリットです。
家電量販店別ファンヒーターの引き取り料金
取扱の家電量販店ごとでファンヒーターの引き取り料金は異なります。自宅まで引き取りに来て欲しいという場合は別途出張費がかかる場合もあるので、ご自分の地域にある家電量販店に確認してみてください。
参考までに、主な家電量販店別の引き取り料金は次の通りです。
ヤマダ電機 | 対象外 |
---|---|
ヨドバシカメラ | 2,200円 |
エディオン | 2,200円 |
ジョーシン | 1,100円 |
ケーズデンキ | 2,200円 |
欲しい人に譲る
ファンヒーターが購入からまだ年数も経っておらず状態も良いならば、欲しい人に譲ることも考えられます。冬の時期に暖房機器の購入を検討している友人や知人が居るならば、譲る方法もあるのです。
親しい方であれば何の支障もなく快く話が進むかもしれません。譲渡すると決まれば、費用は一切かかりません。ただし、大型のファンヒーターの場合運び出しやもしかすると運搬費用がかかることもあるので、譲る相手との相談が必要となります。
ファンヒーターが欲しい人を探す方法として、優先的にまず近隣の方や友人・知人に聞いてみることです。周りに欲しい人が居ない場合は、地元の掲示板として人気のジモティーを利用する方法もあります。
リサイクルショップに持ち込む
年数がそれほど経っておらず、状態も良く使用可能なファンヒーターであればリサイクルショップで売る方法もあります。リサイクルショップへ持ち込む際は、事前にメーカーや型、製造年を確認しておいてください。
処分費用をかけたくないと思われている方には、少しでも収入につながるかも知れないことが最大のメリットです。持ち込みでは査定不可や納得がいかない金額だった場合、店舗まで持ち運んだものの再び持ち帰ることがあるかも知れません。
エコ助っ人スタッフ
フリマアプリやオークションに出品する
フリマアプリやオークションに出品する場合は、出品価格を自分の希望する金額に設定でき、配送方法なども出品者が決められます。デメリットとしては出品や発送の手間がかかることです。
写真の掲載やファンヒーターの状態(少し傷ありなど)の説明書きは正直に記入しておく必要があり、説明不足は後々トラブルの原因ともなりかねません。また送料や手数料がかかることも考えて、価格設定を考える必要があります。
エコ助っ人スタッフ
不用品回収業者に依頼する
売却も出来ず処分するしかない状態のファンヒーターならば、不用品回収業者に依頼する方法があります。灯油が残っている場合でもどんな状態でも、不用品回収業者ならばそのまま引き取ることが可能です。
ただし、処分費用が割高となることは不用品回収業者の最大のデメリットと言えます。自治体であれば粗大ごみの処分には1~2週間かかることもありますが、即日対応可能な不用品回収業者も多いので思い立った時に依頼することが出来、自宅まで引き取りに来てくれます。
エコ助っ人スタッフ
ファンヒーターに残った灯油の適切な処分方法
石油ファンヒーターを自身で処分する場合、基本的に灯油を抜いてから処分しなければなりません。毎シーズンで使い切ることが理想的ですが、灯油が残ることもあります。
本章ではファンヒーターに残った灯油の適切な処分方法をご紹介します。
- ガソリンスタンドに持ち込む
- ファンヒーターを処分する前に使いきる
- 自治体の可燃ゴミとして処分する
- 不用品回収業者に依頼する
ガソリンスタンドに持ち込む
残った灯油の量が多い場合は、灯油を販売しているガソリンスタンドに持ち込む方法があります。急にそのまま持ち込んでも対応できないガソリンスタンドもあるので、事前に対応出来るかどうかの相談も兼ねて連絡することをおすすめします。
またセルフ式のガソリンスタンドでは回収を依頼できないケースがあるので、灯油を処理してもらえるかどうかの確認をしておく方が安心です。多くのガソリンスタンドでは無料で引き取ってもらえるはずですが、数百円の料金がかかる場合もあります。
ファンヒーターを処分する前に使いきる
残った灯油はもったいないので、処分をする前に使い切れば後の処理が楽にできます。ファンヒーターの内部を空にした方が良い理由は、タンク内に灯油が残っていることで事故につながる可能性があるためです。
急に暖かくなりファンヒーターを使う頻度も少なくなってきたと言う経験のある方も多いはずです。朝晩などの少し気温の下がる時にファンヒーターを作動させる、洗濯物を部屋干しする際に部屋内でファンヒーターを使用するなど、使い切るように心掛けてください。
継続して使用する場合は少しくらいはとそのままにせず、灯油は劣化するため次のシーズンに持ち越すことだけは避けましょう。
自治体の可燃ゴミとして処分する
残った灯油が少量の場合は、自治体の可燃ゴミとして処分することが可能です。紙や布に染み込ませることで、簡単に自分で処分することができます。
自治体によっては少しの灯油でも紙や布に染み込ませても対象外とする場合もあるので、ご自分の住まれている自治体のルールを確認してください。紙や布に染み込ませることはあくまでも少量の灯油の場合であり、多量となると外気に触れる面積も増え引火する恐れも生じるため残った灯油の量が多い場合は違う方法で処分を行ってください。
不用品回収業者に依頼する
残った灯油の処理に時間と手間をかけたくない方は、不用品回収業者を利用することが便利です。どれだけ灯油が残っていてもどのような状態のファンヒーターであっても、電話1本で依頼すれば自宅まで引き取りに来てくれます。
不用品回収業者ならばファンヒーターに限らず、他の不用品や粗大ゴミもまとめて処分してもらえます。古くなったポリタンクや灯油ポンプなど処分方法に迷うことが多々あるものです。
エコ助っ人スタッフ
ファンヒーターの処分は不用品回収業者の利用がおすすめ!
ファンヒーターの残った灯油に悩むことなく、どのような状態でも引き受けてくれるのでファンヒーターの処分は不用品回収業者の利用がおすすめです。本記事の最後に、安心して全てを任せることの出来る不用品回収業者「ECO助っ人」をご紹介します。
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【まとめ】正しい方法でファンヒーターを処分しよう
ファンヒーターの処分方法6選を中心にご紹介しました。状態も良く比較的新しいファンヒーターであれば、フリマアプリやオークション、リサイクルショップで売却することができます。
不具合があり処分するしかないのであれば、自治体で粗大ゴミとして処分する方法が費用を安く抑えられます。残った灯油の処分が出来ない、持ち運ぶ時間がない、必要な人が周りにいない場合は、不用品回収業者に依頼することをおすすめします。
ご自分の状況に合う正しい方法でファンヒーターを処分しましょう。